その他の材料の項目の、惣身粉(そうみこ)の説明でコクソ(刻芋)のカイマワシ作業で、画像では木堅めを施した状態でされていますが、私が覚えたやり方ですと白木地の状態で着けるやり方を習いました。何か訳が有るのでしょうか?。

回答者: Situgei 掲載日時: 27-Mar-2010 19:02

その他の材料の項目の、惣身粉(そうみこ)の説明でコクソ(刻芋)のカイマワシ作業で、画像では木堅めを施した状態でされていますが、私が覚えたやり方ですと白木地の状態で着けるやり方を習いました。何か訳が有るのでしょうか?。

ご質問の件についてですが、二つの理由が有って木地堅めの後にしています。私も初めは白木地の状態から着けるやり方で習いました。けれども、そのやり方で作業を進めて行くと、木地溜め塗りの場合に、はみ出た部分の漆分が汚くなり、その後の作業性が良くなく、しかも綺麗にしておかないと仕上がりも汚い物になってしまいます。もう一つは、白木地にカイマワシをした場合、漆分(米糊の水分も含め)が早くに木地に吸い込まれてしまい、惣身粉分が因り多く残る様な感じになり、硬化と言う事では落ちる感じがしたからです。確固たる確信は有りませんが、着けたままの物を数ヶ月置いて、両方の劣化具合を比べて見て、感じた次第です。

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