梅雨時などは、乾きが早くて難儀します。巣山さんはどの様に調整されているのでしょうか。差し支え無ければ、お教え下さい。

回答者: Situgei 掲載日時: 09-Jul-2010 17:36

梅雨時などは、乾きが早くて難儀します。巣山さんはどの様に調整されているのでしょうか。差し支え無ければ、お教え下さい。

ご質問の件ですが、確かに今年の様なジメジメと湿気が多く、しかも気温が高い日が続くと、予想より乾きが早すぎて、朱系統等は黒ぽくなったり、最悪は縮んでしまう事に成りかねないですね。調整する方法としては、強制的にするなら、エアコンを取り付けて湿度を下げるとか、焼き漆(不乾漆)を作って調合し、乾きを調整する事等だと思います。ちなみに、私の場合は両方共していなく、手黒目漆の精製で調整しています、今持っている透き漆で、最も乾きの早い物は、今の時期なら15分で乾き初めますし、最も遅い物は朝塗って翌日の朝に息が少し来る位です。ですので、これ等を調合する事で、乾きの早い時期・遅い時期に対応しています。

このFAQが掲載されているサイト名: 漆芸 巣山定一 : http://situgei.shin-i.com/modules/smartfaq/faq.php?faqid=43