信州手仕事衆の企画で、兜を収める箱の漆塗りに係わりました。その事で、下諏訪で彫金をやられている、「goldsmith dAb」の増澤伸一様の工房で、ＮＨＫ長野の収録があり、他の方達と一緒に出掛けて行きました。放送時間は７分位でしたが、妙に緊張しました。

おかげ様で、参寸天黒豆皿が完売になりました、しばらくしたら製作にかかります、仕上がるまでお時間下さい。

皆様より戴いた、お問い合わせ、ご注文のメールに際し、当方のメール設定管理にミスが有り、受信出来ない状態でした。その間メールを頂いた方々には、返答もせずに不愉快な思いをお掛けし、大変申し訳ありませんでした。是に懲りず、此れからも気軽に、お問い合わせ等お送り頂ければ有難いです。

初辺漆を採り終えました。３辺鎌までは鎌で剥くだけですが、４辺鎌から本格的に採取し、６辺鎌までが初辺になります。初辺鎌から採りだすと、後々採れる量が少なくなります、木を少しでも労わりながら採取する事が大事です。初辺漆は水分も多いので、主に摺り等に向いています。今回は荒味（木屑等のゴミも有る物）で約３２０ｇ採れました。この後から８月下旬〜９月の頭までが、盛漆になります。

　地区内に有る、漆の木から漆を採取する所です。木の匙等を作って、松本クラフトや、各地で個展をして活躍されている、『酒井邦芳』さんと採取します。下草を刈り、梯子を立てる足場を均し、皮を剥いて最初の傷を付ける、目立（初辺鎌）をした状態です。画像の木は、真ん中が目通し胴回り約２０ｃｍと普通ですが、右が目通し胴回り約１１３ｃｍ、左奥が目通し胴回り約１５３ｃｍで、漆の木では大木です。此れから秋まで、数日於きに採取して行きます。どんな漆が採れるか楽しみです。