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箪笥の修理 1
形有る物は、長年使用していると、汚れや傷がついて劣化してして行く事は否めません。箪笥等の家具もそうで、特に桐箪笥等は木地が柔らかな素材ですし、一般的には塗装を施さない白木のままで仕上げた物が殆どですので、その傷み具合は激しく顕著に見受けられます。又、桐以外の材で作られた家具も、傷み具合の進行は遅いですが、汚れ具合は同じ様な感じの物が多いです。

箪笥の修理 2
無垢板を使用した箪笥なら、酷い狂いや傷みが無い限り、木地を研いだりして磨き治せば、新品に違わぬ状態に直す事が出来ます。白木地そのままの状態で使用して行っても構いませんが、長年使用して行きますと、修理前と同じ様に汚れて傷む所が出て来てしまいます。漆を掛ける事で、汚れも付かないですし、傷む事をすこしでも抑える事が出来ます。画像は桐材の箪笥では有りませんが、直してみると桐箪笥こそ漆を掛けた方が、因り顕著にその事が判って頂けるとおもいます。

箪笥の修理 3
箪笥の修理で一般的に漆を掛ける場合、摺りで仕上げる物が多いですが、画像の様に朱なりの漆塗りに仕上げても、違った趣の感じになります。同じ塗装関係でも、オイル仕上げだと傷みや汚れには弱いですし、科学塗料では折角の無垢板が可哀想ですし、ニスでは重厚感が死んでしまいます。何十年何百年の耐久性を考えると、漆の方がベストだと思います。

箪笥の修理 4
様々な所や方が、箪笥の修理を手掛けて、夫々の方法で行っています。私の場合、お預かりした箪笥の金具を全て外し、本体は基より引き出しも含め、全ての部分を研いで、汚れ落としと出来る範囲で平滑面に仕上げます。又、画像の様に長年の物は、どうしても板が縦方向に縮んで、隙間が出来てしまいますので、その部分も埋め木をし、欠損部も大きな場合は当木をし、僅かな場合も木粉を使って補充します。まれに、本体の中や引き出しの裏や奥裏をそのままで仕上げる方が居ますが、見えない部分も綺麗に仕上げる事が、誠意ある対応だと思います。金具も、ご希望で全て新しい物に付け替える事も出来ますし、元々付いていた物を生かしたい場合も、使えそうな物は生かす様に対応をしています。

修理した家具は、修理と言えども総体が新品と違わぬほど綺麗になり、しかも漆掛けをした上で、漆掛けをしてない新品を求めるより、安価に出来る場合が多いです、お手持ちに古い家具が有って、新しく無垢板の家具(接いだ場合も)を求める時には、一考してみてください。

箪笥の修理 4
箪笥の修理を漆掛けで手掛ける場合、殆どの方(業者)は目で見える範囲のみ施します。全面・側面・裏面・上面と言う処になりますが、私の場合は更に裏面(底)にも漆掛けを施して仕上げて行きます。設置する場所が湿気の多い床面なら、猶更漆を施した方が良いですし、依り耐久性が増します。画像は修理した一部の箪笥の裏面です、設置してしまえば見えない所ですが、見えないからこそ手の省くことはしたくないです。漆を手掛けた箪笥を見る機会が有りました、その点も作り手の誠意が判断出来る部分かと思います。因みに、受け仕事や新品の箪笥を手掛ける場合も同じ様に裏面も施して仕上げております。
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