木曽郡の上松町で、主に竹の仕事をされている飯島正章さんが、平成23年7月1日に、同じ上松町に在る日本三大美林で森林浴発祥の地で有名な赤沢自然休養林に行く途中の、高倉と言う集落にお店を開店されました。開店のメールを頂いた事は元より、私の愚作もお店に置いて頂いている事や、御夫婦で直された建物も見たく、梅雨の合間の天気の穏やかな事も幸いして、初日にいそいそとお邪魔しました。
お店の場所は、赤沢自然休養林へ行く道を脇道へ車で2分程入ります。長年使われずにいた馬屋を直してお店に改装され、竹の仕事が主かと思いましたが、家まで直されるとは驚きました。置いてある作品も二人?(主に奥様が頑張っていた様です)で吟味された逸品(私の品物以外)が置いてあり、目の保養になりました。まだまだ初日で、慌しい中でのオープンと言う事で、此れから品数も増えて行くようです。
私がお邪魔した初日も、私の他に飯島さんの知り合いの方が二人観えられ、感嘆されていました。美味しい珈琲を頂きながら飯島さんのご紹介で、新たな出会いもあり楽しい一時をすごせました。画像は、二階展示場の屋根裏端に作りつつある蜜蜂の巣です、今では貴重な種になりつつある日本蜜蜂で、初めて日本蜜蜂を直に観る事も出来ました。有る意味此れも出会いかな?、蜜が採れた時はご相伴に与りたいと、懇願した次第でした。
画像は、お店から少し下った場所で、同じ様にお店から見える方向の町内中心部を撮ったものです。「木曽は全て山の中である」と有名な小説の一説が有りますが、谷が深い中にも僅かながらも、見晴らしの良い場所がある事に改めて気づかされました、又何時かお邪魔したいと「思わされた」お店でした。最後に 「蝸牛」 何と言うでしょうか?、出掛けて直に聞いてみてください、気さくで明るい奥様が答えてくれますよ。
◆松本市「ESPEDIENTE」へ
長野県の池田町で、主にヨーロッパの革を使った、手づくりの革鞄やバック等を作られている高山正樹さん御夫婦が、松本市に開店されたとのご案内を頂き、平成25年3月5日に、春を感じさせる陽気にも誘われ、いそいそとお伺いいたしました。予てから、「何時かは自分達の作品を置く事が出来るお店を持ちたい」と言われていて、前からお聞きはしていましたが、ご案内を頂いた時は、人事ながら嬉しく思いました。
私がお伺いした当日は、プレオープンと言う事で「作品のレイアウトやその他の配置についてはまだまだ此れからです」と仰っていましたが、数点が飾られている什器も良い感じを醸し出していました。市内の賑やかな地域と違い、閑静な所で知り合いの方の中には、「何で此処なの」という方もいたそうですが、同じ建物に住居も有り、池田町から通う事を考えると通勤時間も無く、物作りに集中出来るし、私と同じく、場合によっては夜も仕事に没頭出来る事が決めてとなった様です。
店の奥には織機用の道具も置かれ、此処で作品が作られている事を、お客様が自分の目で見る事が出来ます。お話をしている中で「修理をして使いたいと言う人も、この店に訪れてくれたら有難い」と仰っていて、作品作りだけではなく、他の人が手掛けた物でも修理を手掛ける事に、自分と同じ心意気を感じました。お店の名前「ESPEDIENTE」その意味は?、若くて可愛らしい奥様にお聞き下さい。最後に私自身は、逆に隠れ家的な感じを受け「返ってこの場所の方が良いんじゃないか」と思い、隣の地方都市にも、長く使ってもらえる物を作り、又その様な対応をするマイスターが居る事を確信しました。
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