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24年位前に蕎麦打ちを覚えました。品物を買いに来られた方に召し上がって頂ければと言う思いから初めました、又品物を納めにお伺いする時もお土産に持って行きます。最初はそば粉400gに繋ぎの強力粉100gの5人前の二八蕎麦から習いはじめましたが、今では一度に打つ量も最大で20人前の十割蕎麦を打つようになりました。画像の様子は水廻しの様子です、自前のこね鉢は、栓材の尺六寸に自分で漆を塗った物ですが、もう一回り大きい尺七寸の物が欲しいです。中国製の物ですと、ケヤキや栓に似た「なつめ」と言われている木で、尺四寸クラスでも2万円台で売っているようですが、やはり国産にこだわりたいので、其のうちに替えたいと思っています。

私が習った方法は、水廻しが済んで、くくった後に普通の打ち方と違う事をします、ここでは述べませんが、食べて頂いた方や講習会等では教えていますので、興味のある方は足を運んでみて下さい。画像の様子はこねているところで、10人前の量です。粉は地元の物で、挽いた物を手に入れます。1kgの粉の場合、水は多くて400cc加えてこねますが、粉の挽き方やその時の気温や湿度により少なくしたりします。

画像の様子は、のし板一杯に延したところです。始めのうちは丸く延して行きますが、板一杯の丸になったら、角を出す四つ出しをして画像のようにします。自前の板のサイズは90cm×80cmの物です、始めた頃の5人前位しか打たない頃なら充分の大きさですが、今はもっと大きいのし板が欲しいです。こね鉢と言い、大きめな物にしとけば良かったと思います。「大は小を兼ねる」と良く言ったものだと、つくづく感じます。

画像3枚目の延したままだと、まだ厚いので延し棒2本を使いさらに薄く延して行くところです。片側の半部位まで蒔きつけて、残りの半部側を延ばし行く工程を交互に繰り返し延し行きますので、板が小さくても全体を大きく延す事が出来ます。好みで厚いほうが好きな人がいますが、私自身が薄い方が好みですので、出来るだけ薄く延して行きます。10人前位ですと90cm×130cm位までのサイズまで延ばします。

画像は蕎麦を切った状態です。中心部の右側に有るのは爪楊枝です、比べて見てもらえれば判りますが、それよりも細いと思います、其々好みが有ると思いますし、歯ごたえが有ったほうが良い等こだわりが有ると思いますが、私が思うに細い蕎麦の方が茹でる時間も浮いてから15〜20秒で済みます、その方が蕎麦の旨みがお湯に抜けない感じがします、その事を踏まえ出るだけ薄く延し、細く切ります。社交辞令かもしれませんが、一度食した方の評判は良い評価を頂いています。多い年は一日で最高で120人前くらい、年間で1000人分位打ちます、興味のある方は気軽にお出かけ下さい。只あくまでも品物をお買い上げ頂いた方やご注文頂いた方になりますが・・・。

是って蕎麦を餌に品物を買って頂きたい、言い換えれば押し売りでしょうかね?


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