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金継ぎ(金繕い)とは、漆継ぎ(漆繕い)とも言い茶の湯の発展に伴い、陶磁器の修理の方法として確立されて来ました。修理の種類としては、にゅう(ひび)・割れ・ほつれ・欠け・欠損等があります。欠損部を埋めるのにパテを使って直す方が居るようですが、そうみ粉(木粉を焼いて作る)と糊漆を混ぜた、コクソと言う物や、サビ土(地元で取れる下地に使う細かな土)と漆を混ぜたサビと言う物を使って埋める方法が、本来のやり方です。
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近年は、金を使って修理する物が多いですが、初めの頃は毒を感知すると言う事で銀が使われていたようです。接着するには、麦粉と漆を混ぜた麦漆を使い、より接着力を求める場合は膠(にかわ)と漆を混ぜた膠漆を使います。只直せば良いと言う事ではなく、線の太い所・細い所の強弱を付けるように仕上げます。すなわち、全体を見たときの景色(バランス)が大事になります。
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金継ぎの道具の一つに、メノウ箆と鯛牙(たいき)が有ります。蒔いて着けた金粉や銀粉を磨いて艶を出す為に使う道具で、細かな部分等の艶を出すには必需な物です。鯛牙はその名の通り、真鯛の牙を使った物です。磨き粉等でしか艶を出した事がない方が使われると、その使い勝手の良さに驚かれるでしょう。
◆にゅう(ひび)の仕上げについて
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◆欠損部の芯(核)つくりについて
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