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◆透漉し(トウゴシ)について
透漉し 1
漆の中に有るゴミ等を漉す時に使う道具で、漉し紙を使って搾り出します。漆塗りには必需する道具で、当地でも其々が手作りで持っており、様々な大きさや形をしていますが、基本的には画像の様な大きさの物を使用しています。私も2個持っており、塗り専用の2階と、1階で下地等をする時にサビや漆糊がゴミっぽい時も、細かな布等を使って漉す時に使っています。画像は両搾りの物で、木曾では一般的な型ですが、他の産地では片搾りの物を主に使われている様です。

透漉し 2
片搾りの透漉しでも使うには良いのですが、本格的に使うのであれば両搾りの方が使いやすいです。量的にも多くの漆を漉す事が出来ますし、搾った場合も常に中心部に漆が集まりやすいです、それと最大の利点は、色漆の場合は目詰まりを興しやすいので基本的に2度以上漉しますが、一番最初に漉す時や、その他に荒味の漆を漉すと、どうしても目詰づまりをしてしまいす。その場合、片側を有る程度緩めて、緩めるた方とは反対側に箆を押し当てながら、押し当てた側を搾ってゆくと、集まっている漆を片側にずらす事が出来て、そこで搾り上げて行くと僅かづつですが搾り出す事が出来ます、その事を交互に繰り返す事で、全てを搾る事が出来ます。片搾りの場合は一々外しで、目詰まりの原因になる大きなゴミを取り除いたり、位置をずらしたりして、又搾り直すと言う手間が掛かります。使い慣れると両搾りの方が優れていると感じるでしょう。


◆両搾り透漉しの使い方
多くの漆器産地を初め、様々な学校や教室では片搾りの透漉しを使っている様で、両搾りの使い方が判らない様です。画像でその扱い方を解説します。(右利きのやり方です)

ー燭鯤颪鵑盛し紙の両端を、丼の下側から手の平を当て、片側は親指・片側は薬指で挟んで押さえ持ちます。(丼が手の大きさよりかなり大きいと、漉し紙の端を押さえる事が難しくなるので、ご自身の手の大きさと使う丼の大きさに注意)
△修里泙沺透漉しの左側搾りの紐の輪の中へ、漉し紙の端を左手の指を使って引き込み通し、再び折り返して薬指で押さえます。この時丼はその高さを支持し、親指側の漉し紙の端も押さえたままです。
・ばГ鬚修旅發気琶飮し、親指側もそのままの状態で、左側の搾りを有る程度廻します、そうすると必然的に左側の漉し紙の端は抜け難い状態になるので、丼を左手に持ち替え、下ろすと同時に、親指で抑えていた右側の漉し紙の端を右手で保持します。


ァΝ漉し紙の右側の端を、両手を使って右側搾りの紐の輪の中へ通し、搾りを廻します。その時最初に着けた左側は抜けないのか、心配かと思うでしょうが、使って見ると全く問題無い事が判るでしょう。
着け終えたら、後は普通に両側をそのまま搾って行けば良いです。両搾りの透漉しは漆器作りのみでなく、染色の世界で使うにも適している様で、片搾りでは使い難いと言う事を聞いた事が有ります。

以上の解説や画像でも、判り難い点が有りましたら、お問い合わせ下さい。


◆透漉し作りの大事なポイント
搾り手の作り
透漉しを作るうえで大事なポイントに、搾り手の部分の作りが有ります。画像左の様に、支柱に通す軸棒に向かって、抉る(えぐる)様に作らないといけません。フラットな平らな面に作ってしまうと、支柱との当たる部分が広範囲になり、漉す時に搾り込んで行くと、ブレーキの掛かる部分が無く、滑る状態になるので、反動で逆回転が起こりやすいです、その為常に手で押さえないといけません。画像右は、私の使っている透漉しの搾り手部分ですが、支柱に当たる部分が搾り手の外輪部分のみなので、搾り込んで行っても常にブレーキが掛かるので、手を離しても逆回転が起こりません。又、逆回転防止の為に、軸棒と支柱の穴を遊びの少ない、「きつきつ」に作る方もいますが、その分搾り込む時は常に力が要ります、画像の様な作り方ですと、軸棒を通す穴も緩く作ってもなんら問題有りませんし、最初から力を必要としないので、力の無い女性の方でも漉す作業は楽です。


◆練り板
練り板 
色漆を作る場合に使う道具で、漆と顔料等を混ぜて練り合わせる時に使います。画像の物は板状の物で、当地で使われている一般的な形で、両手で包み込む様にして持ち、円を描く様に常盤で練り合わせます。私も2枚所有していて、画像の物は父の代からの物で、桧材で作られた物で軽くて使いやすいです。もう1枚は自分で、楢材で作った物ですが、常盤が堅木の場合は問題なく使えます。

練り板 
練り板も、産地により様々な形の物を使っています。当地でも作り手が工夫を凝らした物を使っていて、豆腐の様な四角い板の上に、横長の棒を取り付け、はみ出た棒の両側を握る様に持って、押し付けながら練るタイプの物も有ります。私が板状のタイプを使っている理由は、持ち手が高い位置で保持出来るので、疲れない事と、量を多く練る時に漆が手に着き難い等です。それと、漆を練っていくと、如何してもだんだんと広がって行きます、途中で中心部に集めて再び練りたい時、板状のタイプですと、画像の様に集めやすいからです。練り板に初めに着いた顔料の粒子は、途中でヘラで取って漆に戻して、再び練れば良いし、その形から後片付けも楽など、様々な要素から扱いやすいと思います。
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