| 大型二段弁当箱 A 修理前 situgei 大型二段弁当箱 2009-4-28 18:31 2104 0
塗替えの修理を頼まれた、大型の二段弁当箱です。長年の使用で、角や所々が剥げて木地が出ていたり、割れ等も有ります。又、一部は側板も剥れています。一緒に仕事をされている奥様と、一段づつ二人で使われているとの事、依頼主の物を大事に使って行きたいと言う考えにも増して、奥様を大事にされている様子が垣間見えます。期待に答えられる様に仕上げたいと思います、仕上がりましたら画像アップします。 |
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| 5尺×3尺 黒呂角脚 A-1 situgei 5尺×3尺 黒呂角脚 2009-5-3 22:47 1874 0
修理を頼まれた、黒無地呂色仕上げの5尺×3尺の角脚座卓です。画像では判らないですが、所々が白っぽくなったり細かな擦り傷が有ります。使用年数の割りに、天板の側や裏全体はそれほどの傷みがなく、大事に扱われていた様子が垣間見られたので、依頼主と相談のうえ、全体を塗り替えるのは勿体無いと、今回は鏡(天板の上)のみを同じ黒呂仕上げにする事にしました。仕上がりましたら画像アップします。 |
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| 5尺×3尺 黒呂角脚 A-2 situgei 5尺×3尺 黒呂角脚 2009-5-30 17:11 1692 0
修理が仕上がった5尺×3尺の座卓です。今回は天板の鏡のみを、元と同じ黒漆で塗り直し、研いで艶を上げて行く「呂色」仕上げにしました。元々、大事に使われており、天板の側(側面)や裏・脚等の方には、目立つ傷みや劣化も少なく、全体を塗り替える事は勿体無いと言う事で、天板の鏡のみとしました。部屋の感じからしても、黒無地の塗りが合っています。 |
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| 杉板折敷 A−1 situgei 杉板折敷 2009-6-8 20:51 2017 0
修理を頼まれた杉板の折敷です。神奈川県の歴史有る温泉地に、落ち着いた九部屋を擁するお宿の調度品で、今まで他の産地に修理等を依頼されていた様ですが、おもう様な耐久性とそれに見合った予算では無かった様でした。簡単な摺り仕上げですし、長年使用して行くと、何処が傷んで来るかと言う補強の事を考えていない仕上げの感じです。仕事の関係でお世話になっている方の紹介で、私で良ければと言う事で、仕上げ方法や予算等を御相談のうえ、お引き受け致しました。期待に答えられる様に、仕上げたいと思います。仕上がりましたら画像アップします。 |
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| 如意 A−1 situgei 如意 2009-6-8 21:19 1494 0
修理を頼まれた如意(にょい)です。調べてみますと、如意は僧が読経や説法の際などに手に持つ道具で、孫の手のような形状をしており、 笏(しゃく)と同様に権威や威儀を正すために用いられるようになった物の様です。如意とは「思いのまま」の意味だそうです。東南アジアの国から、日本へ修行に来て16年の僧侶さんの持ち物で、曲がりの部分から折れてしまい、ご自身で接着剤で着けた様ですが、確りと直して欲しいとの事で、お引き受け致しました。仕上がりましたら画像アップします。
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| 抹茶碗 B修理前 situgei 抹茶碗 B修理前 2009-6-12 18:37 1735 0
松本市に在る、老舗の陶器店より金継ぎを頼まれた抹茶碗です。画像奥ににゅう(ひび)が入っています、所有者はしばらく使っていた様ですが、「使い続けると完全に割れてしまうし、非常に高価なお品ですから、今の内に直した方が良いですよ」と、店主のアドバイスを聞き入れた様です。久しぶりに、何時にも増して扱いに気を使う金継ぎです、仕上がりましたら画像アップします。 |
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| 5尺×3尺 堆朱塗り座卓 situgei 5尺×3尺 堆朱塗り座卓 2009-7-29 11:38 1946 0
塗り替えを頼まれた、5尺×3尺の角脚の座卓です。木曾の変わり塗りを代表する堆朱塗りで、長年の使用で色あせ、艶も退けてしまっています。塗り替えが終わりましたら、画像アップします。 |
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| 杉板折敷 A−2 situgei 杉板折敷 2009-8-12 17:22 1917 0
修理の塗替えが仕上がった折敷です。ぶつけて欠けやすい縁を、囲む様に麻布を貼り補強しました。ご予算の関係上、ご相談のうえ初めは全体を摺り仕上げにする予定でしたが、お泊りのお客様に毎日お使いになられる事を考えると、2〜3年後の表面の傷み具合が想像出来ます。予算以上の仕上げを採りましたが、少しでも耐久性を考え、私自身が納得出来、且つ依頼主が喜んで頂けるならばと、木地溜塗りにしました。 |
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| 5尺×3尺 堆朱塗り座卓 総塗替え situgei 5尺×3尺 堆朱塗り座卓 2009-9-3 21:28 2233 0
修理の塗替えが仕上がった座卓です。依頼主とのお話で、全体に少し粗めの麻布を貼り、布目を活かした塗り立ての溜め塗りにしました。お座敷でお使いになられる唯一の座卓と言う事ですので、お祝い事や仏事の時、両方に合う溜め色にしました。元の呂色仕上げと違い、手黒目精製の艶消し漆ですので、長年の使用で逆に艶が増して行くでしょう。 |
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| 八角男箸 1 situgei 八角男箸 A 2009-9-15 18:12 1608 0
修理の塗替えを頼まれ、仕上がった八角男箸です。初期に作ったタイプの物で、当時は単価を少しでも安くと、先端部については、蒔地もせず只漆を直に数回塗って仕上ていました。その為漆も擦れて木地が出て来ている状態でした、その様な状態でもお客様が「大変気に入っている箸なので、直して欲しい」との事で、先端部も蒔地を施して仕上ている現在の工程で仕上げました。当時は安価に売りたいが為に、耐久性を二の次に考えて作りました、本来なら飽きられて二度と買って頂く事が無い立場ですが、懲りずにお使い頂き、その上修理してもらいたいと持ち込まれた依頼主に感謝です。 |
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