１０月の初めに漆を採り終えた木の様子です。そのままにして置けば、２０〜３０年後には樹皮も復元して、再び漆を採る事が出来るでしょうが、この木の所有者が切り倒して欲しいとの事で、採取し経緯もあり、水上げの終わる今月末以降、切り倒します。切った材は加工して、生かす予定です。

参考までに、大まかですが手黒目精製について記載しました。

今年採った、日本産漆の手黒目精製をしました。盛漆(さかりうるし)と、遅辺(おそへんうるし)の、約２.５Ｋｇです、本来は別々に行うのですが、遅辺漆も良く乾く物が採れたので、一緒にして黒目ました。朝のうちは気温が低く風もあったので、出来るかどうか不安でしたが、思ったより日差しが強い時も有り、仕上げる事が出来ました。黒目についてはメニューの方で詳しく記載し致します。

新作のＭｙ片口二号の、第一期製作分が予約を含め完売しました、有難うございました。次回分は完成までしばらくお時間下さい。敬白。

新しい物を作るうえで基本に考える、こだわりについて記載して有ります。