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木地溜と春慶塗りと、どの様に違うのですか?。
回答者: Situgei 掲載日時: 01-Dec-2008 17:39 (1875 回閲覧)
ご質問の件ですが、どちら共、基本的に木目を見せる塗り技法です。私が言っている木地溜塗りは、一般的に木地呂と言われている技法で、透き漆・赤呂漆等と言われる漆を塗り木目を見せます。木地呂と言う事で、研いで艶を出して仕上げ、木目を見せる場合も同じく木地呂とも言います。呂と言う漢字自体が艶を出す意味を表しますので、塗り立ての場合その言葉自体が合わない感じがして、私の仕上げた物は木地溜塗りと言っています。一方、春慶塗りは飛騨地方の代表的な塗りで、桧等を使った木地に透き漆を塗って、木目を見せる様に仕上げた塗りです。昔ながらの方法ですと、透き漆の黒目に丸桶を使い、漆自体が乾いた時艶がでるように「なやし」を掛ける為、日傘の下で黒まるのを遅くしながら、48〜72時間位掛けて黒目た漆を使ったようです。只、現在は黒目た透き漆に荏油(エゴマのあぶら)を、約3割位入れた朱合い系の漆を使って塗っている様です、その為、必然的に艶の有る仕上がりになります。人それぞれ好みが有りますから一概に言えないでしょうが、個人的には科学塗料を塗った感じがして好きではないです。仕上がった間もない品物を、飛騨の問屋さんで見た事が有りますが、乾いた品物の表面に浮き出た油を拭き取っていましたが、漆以外の物を入れて塗る事を好まない私にとって、今でも強烈な印象に残っています。


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