漆塗りなのか、そうで無いのか判断する方法があるのでしょうか?。
回答者: Situgei 掲載日時: 02-Sep-2007 22:11 (4961 回閲覧)
言葉で説明するには難しい質問ですね、何故なら、漆の最大の欠点が液体の物なら殆どの物と融合してしまうと言う事です。水を初め、油、科学塗料等です、その為漆と言っても何が混ざっているのか解らなくってしまいます。そのような漆で仕上げて有れば判断がつき難くなります、逆に言うと、その点を生かして使う人にとっては最大の魅力でも有ります。その点をふまえて、漆器に馴染みの無い方が判断するには難しい問題かもしれません、簡単に言えば価格に反映されるとしか言いようが有りません。只、塗り立て仕上げの場合で、手塗りの場合はどんなに上手い塗りをされる方でも、微妙な刷毛跡が有ります、同じ漆でも拭きつけ塗装の場合は、漆一味で塗る事は不可能ですので必ず希釈して拭きつけますが、ガン肌と言う乾いて行く過程に出来る、うねりを伴う微妙な大きめのブツブツ感が残ります。もう一つの研ぎ出して艶を出す呂色(ろいろ)仕上げの場合、科学塗料の場合は表面上のみの艶で、漆の場合は底からの艶が出ますが、この事に関しては見分けるには難しいと思います。漆器を長年作って来た方でしたら、見分けがつきますので、そう言う方に見てもらうのも良いかと思います。漆器も他の物と同様に、外国産を日本製とか、科学塗料を漆とか不当表示販売をしている所や方が居ます。、正直に販売するならともかく、騙して販売しています、求める方がそれを承知のうえでなら良いのですが・・・・。お金儲けだけすれば良いという情けない事です。
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