| ひのき弁当 修理 3 situgei ひのき弁当 2008-6-13 7:50 2264 0
ひのきは、何百年とある程度育った木ではないと駄目ですが、切ってから800年以上経って一番硬化するそうです。今の法隆寺や正倉院等がそうですが、その為建材としては最高の物だそうです。逆に言うと、それ位ゆっくりと硬化して行きます。器等の材料として使う時、特に木地を見せる技法の場合、今の材だと、爪を起てても凹んだりして傷が着きやすいです。決して否定はしませんが、環境も含め長く使う事や耐久性等を考えると、曲げ物等の材料としてはお勧めしません、あくまで建材に向いていると思います。その点を含め、私は楢材でお弁当等を作っています。 |
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| ひのき弁当 修理 2 situgei ひのき弁当 2008-6-13 7:50 2434 0
修理が仕上がったお弁当です。縁や角に麻布を貼って補強し、木目を見せる木地溜塗りにしました。摺り仕上げより数段耐久性が上がって、長く使って頂けると思います。 |
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| お椀塗り替え 1 situgei お椀塗り替え 1 2008-6-13 7:49 2318 0
塗り替えの修理を頼まれ、仕上げました。10年位前に買われた物で、角が擦れて麻布も切れていたので、新たに貼り直して、木地溜塗りにしました。布を貼ってあったので、木地自体の傷みも殆ど無く、あらためて布貼りの丈夫さを認識しました。 |
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| 桐箪笥修理 3 situgei 三段桐箪笥修理 2008-6-13 7:48 2513 0
裏側も隙間が有ったので、埋め木をし、全体に麻布を貼って補強しました。 |
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| 桐箪笥修理 2 situgei 三段桐箪笥修理 2008-6-13 7:48 2632 0
修理が仕上がりました箪笥です。かなりの傷みでしたが、破損部分を補修したり、隙間を埋め木したりして、直しました。桐は柔らかい素材なので、使ううちに傷がつきやすいので、表面は「うずくり」にし、艶消しの摺り仕上げにしました。これから新たに使われて行かれると思います。 |
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| 桐箪笥修理 1 situgei 三段桐箪笥修理 2008-6-13 7:47 2575 0
修理依頼された桐の箪笥です。大きさは幅79cm・高さ73cm・奥行き40cmですので、小型の箪笥です。長年の使用で角が擦れたり、隙間が有ります。安い中国・東南アジアの家具が簡単に手に入る時代、昔の物を直し大事に使って行きたい気持ちに答えたいと思います、仕上がりましたら、画像アップします。 |
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| ひのき曲物丸弁当 1 situgei ひのき曲物丸弁当 2007-10-2 11:43 2518 0
修理を頼まれた、曲物の丸弁当とお箸です。擦り仕上げなので、角が擦れて木地が見えていますし、木地がひのきで柔らかいので、底も箸等で擦れたり凹んだりしています。箸も同じく摺り仕上げなので角が擦れています。 |
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| ひのき弁当 修理 1 situgei ひのき弁当 2007-3-31 17:04 2330 0
修理依頼を頼まれた、桧の曲げ物弁当です。一般的に桧の曲げ物は摺り仕上げの物が多いですが、摺り仕上げは、漆を摺り込むように塗り、余分な漆を拭き紙や布等で拭き取り、後乾かします。その工程を数回繰り返しますが、何ミクロンしか漆が着きません、その為角等が擦れて漆が取れてしまいます。個人的考えですが、洗ったりを繰り返す食器等には向かない技法だと思います、どちらかと言うと、家具等の大物に向いている技法だと思います。画像の弁当は使用して2年経った物です、1年前から角が擦れてきたようです、同じ摺り仕上げで直せば2年後にまた同じように傷むでしょう。安価とは言え2年毎に直す方を選ぶか、少々高くても耐久性の有る方を選ぶか、使う人の判断ですが・・・。今回の弁当は擦れやすい部分等を補強した仕上げで塗り上げます、仕上がりましたら画像アップします。 |
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